2023年10月24日、韓国メディア・日刊スポーツが「俳優アン・ヒョソプとイ・ミンホ、BLACKPINKのジス、ナナなどが300億ウォンの大作映画“全知的な読者の視点から”で呼吸を合わせる」と報じました。
同名のウェブトゥーンを原作とした「全知的な読者の視点から」とはどのようなストーリーなのでしょうか。こちらであらすじや登場人物などについて紹介いたします。
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「全知的な読者の視点から」の原作はウェブ小説
「全知的な読者の視点から」は、韓国のウェブ小説が原作で、原題は「전지적 독자 시점(直訳:全知的読者視点)」です。
原作小説は2018年1月6日に連載がスタートし、2020年2月2日に完結。累積再生回数が2600万ビューを超え、韓国ウェブ小説市場のトレンドを変えたという評価を受けている作品で、連載中の同名ウェブトゥーンも大変な人気を博しています。
現在、日本語版はLINEマンガで掲載されています。
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「全知的な読者の視点から」あらすじ
平凡で冴えないサラリーマンの主人公、キム・ドクシャ。そんな彼の趣味はウェブ小説「滅亡した世界で生き残る3つの方法」を読むことでした。(※韓国語の役名をそのまま訳すと”김독자 / キム・ドクジャ”ですが、日本のLINEマンガではキム・ドクシャになっていますので、ここでは”ドクシャ”に合わせます。)
10年以上読み続けたウェブ小説を最終話まで読破したキム・ドクシャでしたが、読み終えたと同時に世界が滅亡し、小説の世界が現実に。
“現実”の人々と”小説”の登場人物が入り混じる中、ドクシャは “唯一結末を知る完読者”としての知識を総動員し、生き残りをかけたサバイバルへと挑みます。
果たしてドクシャは滅亡した世界を救うことができるのでしょうか―。
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「全知的な読者の視点から」映画版は300億ウォンの期待作
映画「全知的な読者の視点から」は、映画「神と共に」シリーズの制作会社リアライズピクチャーズが制作し、演出は映画「テロ,ライブ」(2013年)のキム・ビョンウ監督が引き受けます。
制作会社リアライズピクチャーズは、同作を5本まで映画化する契約を締結。1編が成功を収めた場合、「神と共に」のようにシリーズ化させる見通しです。
同作は12月から本格的な撮影に突入する予定で、約300億ウォンという果敢な投資で、最近停滞ムードであった韓国映画界を救うことができるのか期待されます。
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「全知的な読者の視点から」登場人物
アン・ヒョソプ | キム・ドクシャ役
アン・ヒョソプは、原作ではゲーム会社のQAチーム(プロダクト開発における品質保証のため、製品の動作の確認や品質管理を担当するチーム)の契約社員であり、仕事帰りにウェブ小説「滅亡した世界で生き残る3つの方法」を読むのが趣味の青年で、本編の主人公キム・ドクシャを演じます。
自身が10年間読み続けてきた小説のシナリオが現実とリンクしてしまった世の中で、仲間たちと共に世の中を取り戻そうと戦い、唯一の完読者として圧倒的な知識量を見せて冷静な判断を下していきます。
アン・ヒョソプの映画出演は、今回が初めてになります。
イ・ミンホ | ユ・ジョンヒョク役
イ・ミンホは劇中、リンクした世の中の土台となる小説「滅亡した世界で生き残る3つの方法」の主人公ユ・ジュンヒョクを演じます。黒目、黒髪、濃い眉毛、二重まぶたと切れ長の目、シャープな鼻筋とあごラインを誇る美男。
ユ・ジュンヒョクは死んでも絶えず回復する能力を持っており、強大な能力と世の中を救わなければならないという責任感を持っていますが、人生を何度も繰り返すため、冷静な性格を持つ人物です。
イ・ミンホとアン・ヒョソプのイケメン同士のタッグは、原作ファンから歓喜を呼ぶのものと予想されます。
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BLACKPINKジス | イ・ジヘ役
ジスは劇中、イ・ジヘ役を演じます。原作ではユ・ジュンヒョクを”サブ”と呼んで従う高校生。普段は茶目っ気たっぷりですが、じっとしている時はツンとした印象。ジャージとフードTシャツを好んで着るタイプ。正義感が曖昧なようで時に強い責任感を見せ、そうかと思えば浅はかな考えで行動することもある人物です。
BLACKPINKのジスは「全知的な読者の視点から」で本格的にスクリーンデビュー。原作のファンでもあったため、出演の提案に快く応じたといいます。ジスの合流はグローバルで関心を集めるものと予想されます。
ナナ | チョン・ヒウォン役
ナナは、気が強くて道理や正義に我慢ができないチョン・ヒウォンを演じます。原作では、大きな目に手足の長いモデル体型、身長は173センチで女性キャラクターの中で最長身。ナナにぴったりの役ではないでしょうか。
ナナは「全知的な読者の視点から」の制作会社リアライズピクチャーズが制作した映画「自白(原題:자백)」で印象深い演技を披露。その縁を今作に繋げます。
ナナは原作キャラクターとのシンクロ率も高いうえに、Netflixシリーズ「マスクガール」でグローバルなファンを確保したため、期待が寄せられています。
チェ・スビン | ユ・サンア役
チェ・スビンは、劇中キム・ドクシャと同じゲーム会社の人事チームに勤めていた職場の同僚ユ・サンア役を演じます。
本来、キム・ドクシャと同じ契約社員でしたが、有能で自己啓発も徹底していたおかげで功労が認められ、世界が滅亡する直前に正社員に昇進することに成功。優れた美貌に愛嬌、地下鉄でも勉強をする誠実さ、他人を思う思いやり、他人の些細な長所を調べる観察力まで持った人物で、キム・ドクシャと共に小説にリンクした世界に旅立ちます。
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シン・スンホ | イ・ヒョンソン役
Netflixシリーズ「D.P.」などを通じて名を広めたシン・スンホは、陸軍で中尉を務めていたガッシリした体格の男イ・ヒョンソン役として合流します。
イ・ヒョンソンは、軍人出身なので生存とサバイバルに長けていますが、優れたフィジカルを持っていても、導いてくれる人がいないとまともに活躍できない面もある人物です。
チョン・ソンイル
Netflixシリーズ「ザ・グローリー」のハ・ドヨン役で知られているチョン・ソンイルも同作に合流。どのような役柄を演じるのか期待が高まります。
パク・ホサン
tvNドラマ「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」に出演した際、劇中で三兄弟の長男を演じて深い印象を残したパク・ホサンも同作に合流。今回も強烈な印象を残してくれることでしょう。
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制作会社代表が言及、ハン・スヨン役は非公開
制作会社リアライズピクチャーズのウォン・ドンヨン代表が、自身のSNSを通じてキャスティングについて言及しました。
ウォン・ドンヨン代表は10月24日、報道された記事を引用しながら「全知的な読者の視点からを愛し、支持してくださるすべての方々に感謝します」とし「原作の世界観とメッセージをしっかり受け継いで素晴らしい映画に作り上げ、皆さんの期待に応えたいと思います。ただし、ハン・スヨン役は封切りまで公開できないことを申し上げます。2025年にお目にかかりましょう」というメッセージを残し、ハン・スヨン役は非公開だと明らかにしました。
ハン・スヨンは、原作の主人公3人のうちの1人で女性キャラクターです。原作では自称天才美少女作家で、肩ラインの黒髪に真っ白な肌、顔が小さくて目尻が上がった猫顔のクールビューティー。幼く見えるものの、どこに行っても劣らない美貌を持つ人物のようです。
果たしてどの女優がキャスティングされるのでしょうか。公開日のサプライズが楽しみですね。
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まとめ
「全知的な読者の視点から」の作品に合流する俳優たちの面々を見てみると、俳優界のトップランナーであったり、グローバルで活躍するK-POPアイドル、Netflixドラマに出演し海外でもよく知られている俳優陣であるだけに、グローバル戦略を念頭に置いたラインナップとも言えますね。
原作は日本語をはじめ、中国語、タイ語、インドネシア語、フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語でも提供されているだけに、日本での映画公開も期待が高まります。
今後、続報が入り次第、情報を随時更新していきたいと思います。
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