「イカゲーム シーズン2」が2024年12月26日から配信スタートし、2025年には「シーズン3」が配信されることで、すでに大きな話題を呼んでいます。前作から続投するキャストと新たに加わった豪華な出演陣が、さらなる緊張感と興奮をもたらしている本作。
シーズン1の主人公ソン・ギフン役のイ・ジョンジェをはじめ、フロントマン役のイ・ビョンホン、そしてカメオ出演だったコン・ユが再び登場。新キャストには、人気俳優カン・ハヌル、ボーイズグループZE:A出身のイム・シワン、「ザ・グローリー」で注目を集めたパク・ソンフンなどが加わり、さらなる期待を高めています。
物語は前作から3年後を舞台に、ギフンが残酷なゲームに終止符を打つため、再びデスゲームに参加することから始まります。新たに加わったキャラクターたちとの関係性や、彼らの背景にある物語がドラマをより一層複雑で魅力的なものにしており、この記事では各キャストの役柄について詳しく紹介していきたいと思います。
イカゲーム2、イカゲーム3 キャスト相関図
【参加者側】メインキャスト
NO.001 オ・ヨンイル
俳優イ・ビョンホン
シーズン1の黒幕「オ・イルナム」のように参加者として偽装参加したフロントマン。オ・イルナムの参加目的は人生の楽しさを取り戻すために参加したことである反面、フロントマンの場合はソン・ギフンを監視する目的で参加した可能性が高い。
「001」の0をアルファベットO「オー」、0と1は韓国語で「ヨン、イル」なので、「オ・ヨンイル」。即席で作り出した名前なのか、あるいはオ・イルナムと似た名前でギフンを翻弄しようとしたかもしれない。
「妻が急性肝硬変で、検査中にお腹の中に子供がいることが分かり、お金が必要となり知り合いの取引先からお金を借りたが、それが賄賂になってクビになった。だからお金が必要だ」と涙ぐむ姿を見せる。
これまでギフンに同調するシーンを見せ、7話の銃撃戦をギフンと一緒に主導してきたが、コントロールルーム付近でいよいよ本性を現す。
NO.456 ソン・ギフン
俳優イ・ジョンジェ
主人公でありながら、イカゲームに参加する前に描かれた姿は、いろいろと情けない人間像だった。 シーズン1では母親がくれたお金を全て賭博で飛ばし、娘の誕生日プレゼント用のお金まで賭博に使ってしまったり、50歳という年齢でも母親の背筋を吸う姿で描かれる。
地下鉄で会った謎の男が渡した名刺を疑いながらも、結局ギフンは456億ウォンの賞金がかかったゲームに参加。そして優勝し大金を手にする。
シーズン2ではデスゲームを止めようと再びゲームに参加。参加者全員を助けるため、チーム内の結束を固めようと努力する善良なキャラクターとして描写される。
NO.333 イ・ミョンギ
俳優イム・シワン(K-POPグループZE:A)
YouTubeコインチャンネル「MZコイン」の運営者。キム・ジュニ(元IZ*ONE チョ・ユリ)の元彼でコイン(暗号通貨)投資配信をしていたユーチューバーだったが、誤った投資で自分はもちろんチャンネル登録者まで巨額の損害を与えた後、借金取りから逃げ回りゲームに参加する。作中では、詐欺、通信保護法、金融管理法違反の疑いで手配中だった。
NO.388 カン・デホ
俳優カン・ハヌル
海兵隊出身にもかかわらず、銃声を聞いてパニックに陥り、銃撃戦でのメンタルが崩れた姿から見て、軍生活中に銃器事故または銃器使用と関連してある種のトラウマがあったと推定される。海兵隊ということが全て嘘であり、実際に軍隊に行かなかったか、あるいは上述したトラウマによって除隊したとも推測される。
NO.222 キム・ジュニ
女優チョ・ユリ(元IZ*ONE)
イ・ミョンギ(俳優イム・シワン)の元彼女で、誤った投資情報を信じて巨額を失い、ゲームに参加することになった。
1話で産婦人科で診察を待ちながら、イ・ミョンギに電話をかける姿が初登場となる。結局病院で診察を受けずに去るが、妊娠した子供を中絶しようとしたが断念したものと見られ、産婦人科に来る前にイカゲームの名刺をもらったことが明らかになる。
NO.007 パク・ヨンシク
俳優 ヤン・ドングン
常習的なギャンブルで莫大な借金を抱えてゲームに参加。彼は借金を返すために参加したゲームで、母親のクムジャもゲームに参加したことを知る。
自分の借金のために母親まで苦労させるのが嫌だったのか、同意書にサインする時も母親はそのまま帰そうとしたが、結局一緒にゲームをすることになる。
以後、母親と共に生き残り、ゲームを中断させる「×」の投票者たちと一緒にいるシーンが見られる。
NO.149 チャン・クムジャ
女優カン・イェシム
ヨンシク(俳優 ヤン・ドングン)の母。常習賭博で負った借金を返すためにゲームに参加したヨンシクを助けるためにゲームに参加した。
初めて参加者の宿舎に来て説明を聞いていた途中、ヨンシクを見つけ、駆けつけて背中を打つ。母親まで来たとは想像もできなかったヨンシクが慌てて、「ここにどうして来たんだ」と戸惑うと、「お前の借金を返しに来た」と叱り、度々親子の揉め事が見られる。
のちに、ヨンシク、デホなどと共に、参加を中断したい「×」投票の人々と一緒にいる。
NO.120 チョ・ヒョンジュ
俳優パク・ソンフン
特殊戦司令部出身のMTFトランスジェンダー。性適合手術を受けるための手術費を用意するためにゲームに参加した。
5人6脚ゲームでは、トランスジェンダーという偏見から、どのチームにも受け入れられなかったが、ヨンシク親子、巫女らと合流してチームを作ることになる。残り時間が差し迫っているにもかかわらず、コマ回しを担当する巫女が怖がって天地神明が捨てたと話すと、巫女の頬を殴りつける。そのシーンは、ファンの間で「イカゲーム シーズン2」の中で最高にスッキリするシーンと言われている。
NO.246 パク・ギョンソク
俳優イ・ジヌク
遊園地で絵を描く画家。血液がんを持つ幼い子供がいる。血液がんにかかった子供の手術費のためにゲームに参加した。
最終話で反乱に参加した兵士たちと戦闘することになる。銃弾が無くなり、手を上げて投降するが、銃に打たれる145番の参加者とは異なり、銃声がした後にアングルが変わり、死ぬ姿が登場しないため、シーズン3でも生きて登場する可能性がある。
その理由としては、序盤から彼と彼の子供、そして兵士側で参加している11番のカン・ノウルの3人が共に描写され、ノウルが兵隊として活動しながら、仮面の中からギョンソクを見る演出がよく見られたため。
また、「△兵士」が銃を撃った位置は心臓ではなく腹部に近く、この△兵士がカン・ノウルだった可能性が高く、シーズン3で彼らのストーリーが続くと予想される。
N0.390 パク・ジョンべ
俳優イ・ソファン
シーズン1の第1話でギフンと一緒に競馬賭博をするシーンで登場。
シーズン2では、第3話で登場し、ギフンに気付いて急いで駆けつける。「だるまさんがころんだ」では、ギフンから事前に対応法を教えられたが、まだ何なのか理解できなかった。
ゲームが進行するにつれ、デホの海兵隊のタトゥーを見て自身も海兵隊入れ墨を公開し、すぐに親しくなる。第7話ではギフンの計画に従って行動し、ギフンと共にフロントマンを探しに出たが、銃弾が全て無くなり、仕方なく銃を下ろして降伏する。
NO.230 サノス
俳優チェ・スンヒョン(元BIGBANG T.O.P)
サノスは芸能人時代の活動名で、作中の本名はチェ・スボン。
引退したラッパーで、ミョンギ(俳優イム・シワン)が運営していたYouTubeを見てオールインしたが、お金を失ってゲームに参加。作中では十字架の形をしたネックレスの中にタブレット型の薬を隠し持って服用し続けており、薬を飲んだ後に奇行がより激しくなる姿が見られる。
【参加者側】助演キャスト
NO.044 ソンニョ
女優チェ・グクヒ
巫女であり、劇中自身の名前を「龍宮仙女(ソンニョ)」と紹介する。
ギフンに「黄泉をさまよう魂たちが頭上にいる」と話すシーンがあり、シーズン1の時に脱落した後、成仏できなかった参加者たちがギフンの周辺にさまよっているのではないかと連想させる。
実は臆病者。神様を口実に生意気な言動だけをし、生死がかかった瞬間に「天地神明がお見捨てになった」と怯えるキャラクターだっため、同情の余地が全く生じず、さらにストーリーに影響を及ぼす点が全くないので、韓国では「演出に失敗したキャラクターの一つ」とも言われているが、シーズン3で新たな一面が見られるのか期待がかかる。
NO.095 キム・ヨンミ
女優キム・シウン
ヒョンジュ(俳優パク・ソンフン)と同行する女性参加者として登場。
3番目の「マッチゲーム」の第4ラウンドで、仲間について行く途中に男性たちにぶつかって倒れ、遅れをとってしまい、時間が超過してしまう。
NO.100 イム・ヨンデ
俳優ソン・ヨンチャン
100億ウォンもの巨額の借金のためか、作中の人物の中でも特に強硬にゲーム続行を叫んでいた人物。「100億ウォンもの借金ができるのはそれだけのスケールがあるからだ」と主張するだけあり、強力なカリスマでリードすることに長けている姿を見せてくれる。
巨額の借金とともに、外でも大物の位置にいたと推定される。
NO.124 ナムギュ
俳優ノ・ジェウォン
クラブMD出身で、サノス(元BIGBANGのT.O.P)とは働きながら知り合った知り合いだという。同じチームだが小心者のミンス(俳優イ・デヴィッド)をよくいじめる。
サノスが隠し持っていた薬を使い果たし、シーズン3では何らかの事を起こす可能性が高いと推測される。
NO.125 パク・ミンス
俳優イ・デヴィッド
サノス(元BIGBANGのT.O.P)のチームに関わっていたが、小心者の設定のためか、サノス、ナムギュ(俳優ノ・ジェウォン)と違ってこれといった暴力的な行動はない。サノスらがミンスを振り回し、機会さえ見れば見捨てると見られている。
セミ(女優ウォン・ジアン)がナムギュに抵抗して死ぬ危機に直面した状況を目撃するが、小心者な性格のせいでコーラ瓶を投げるだけで、再び耳を塞いで隠れてしまい、セミを救うことができない。
他の参加者たちは事業、賭博、コインなどで借金をした人たちが多かったが、ミンスの参加理由はチョンセ(住宅の保証金)詐欺に遭い参加した。
NO.196 カン・ミナ
女優ソン・ジウ
ゲームに参加した理由は、個人債務額が4500万ウォンあったため。服のデザインが気に入らないからと、ピンク兵士の服装ではダメなのかと尋ねたりもする。オシャレが大好きで、上着をクロップTシャツの形にして着ている。
最初のゲーム「だるまさんがころんだ」で、サノス(元BIGBANGのT.O.P)の耳打ちによって首に蜂が止まっていたことを知り、「やだ、動いちゃった」と動くことが大したことではないと思っていたが、すぐにヘッドショットを打たれ、その後、混乱を引き起こす。
NO.380 セミ
女優ウォン・ジアン
ミンスとタッグを組んでゲームに参加するが、「マッチゲーム」でミンスに裏切られる。それでもゲームで生き残ったが、仲が悪く摩擦を起こしたナムギュ(俳優ノ・ジェウォン)の標的になってしまう。
【主催者側】キャスト
フロントマン
俳優イ・ビョンホン
シーズン1の特別出演からシーズン2では前作を引き継ぐ黒幕。
3話から7話の中盤まで「001番」のオ・ヨンイルとして登場。ソン・ギフン(俳優イ・ジョンジェ)が、自身の顔を知らないという点を利用し、まるで何も知らない参加者であるかのようにギフンに丁寧に接する。
その後、お互いに初めて会った仲だったギフンの名前を何気なく呼んでしまうが、「パク・ジョンべ(ギフンの友人)が名前をそう呼んでたから真似しただけだ」と親近感を示し、むしろ絆を築くやり方で逆に利用した。
部隊長
俳優パク・ヒスン
臓器売買要員の責任者。隊長であるフロントマンが参加者に偽装し、主催側の指導者が不在の状況でゲームを指揮する役割を担う。シーズン1の時のように脱落者の臓器を摘出して島の外部に搬出する行為を指揮。
「だるまさんがころんだ」の進行中にピンク要員が意図的に脱落者を射殺し、その要員が11番のカン・ノウルだという事実を知ると彼女を呼び出す。この時、カン・ノウルとは7年前に初めて会ったという事実が明らかになり、彼女に「臓器売買の邪魔はするな。どうせ死ぬやつらだ。そんな奴らを臓器で生きさせられるようにし、助けてあげるのが何が悪いのか」と警告する。
リクルーター(メンコ男 / スーツ男)
俳優コン・ユ
ソン・ギフンが業者を使って2年間探していた問題の人物で、ある日突然「鐘閣(チョンガク)駅」で姿を現す。
ソン・ギフン(俳優イ・ジョンジェ)のアジトであるピンクモーテルの位置を突き止め、ギフンと対面。そして携帯電話で「Time to Say Goodbye」を流し、ギフンに極端な方式のロシアンルーレットゲームを提案する。
シーズン2では第1話だけ出演し、シーズン1とは違って狂気じみた行動でサイコパスのような恐ろしい表情を見せ強烈な印象を残した。
11番 カン・ノウル(△兵士)
女優パク・ギュヨン
軍人出身の脱北者で、北朝鮮にいる子供を探すこと以外には何の関心もない。参加者ではなく進行要員(兵士)として登場する。
遊園地の着ぐるみアルバイトとして、仕事をしながら稼いだお金で脱北する過程で行方不明になった子供を探しているものと見られる。このような背景のためか、同じ遊園地で働く画家のパク・ギョンソク(俳優イ・ジヌク)の子供に甘い姿を見せる。
遊園地の仕事を辞めた後、進行要員としてスカウトの提案を受け承諾。「だるまさんがころんだ」ゲームの狙撃を担当するが、脱落者の臓器を盗む行為に同調せず、徹底的に射殺してしまう。そして、パク・ギョンソクが参加者にいる姿を見て、ためらう姿も見られる。
隊長の進行要員とはすでに面識があった関係で、北朝鮮で特殊部隊の狙撃手として過ごしていた時代の上官だったことが明らかになった。ただ、隊長の臓器を盗む行為には、これ以上同調できないと反抗する。
仮面を取られる兵士(□兵士)
俳優イ・サンジュン
第7話で参加者と銃撃戦になり、逃げ遅れた「□仮面」を付けた兵士。ギフンに仮面を取るように命じられ、「リーダーがいるところに連れて行け」と銃を向けられる。
ヨンヒ人形
「だるまさんがころんだ」のシーンに出てくる女の子の人形。
チョルス人形
第7話の最後、クレジットに出てくる男の子の人形。
「イカゲーム」のファン・ドンヒョク監督は「チョルスはシーズン3で重要な役割を果たし、視聴者に新しい面白さを与えてくれるだろう」と伝えており、チョルスは単なるロボットではなく、イカゲームの世界観の中で新しいミステリーを作り出す重要な鍵になると思われる。
※ヨンヒとチョルスという名前は、韓国の教科書の中に登場する象徴的なキャラクターの名前。日本で言うと花子と太郎というような感覚。
【その他】キャスト
ファン・ジュノ
俳優ウィ・ハジュン
シーズン1で、行方不明になった兄の行方を探し、命をかけてイカゲームに潜入したが、信じていた兄がゲームの管理者であることを確認し、絶望に陥っただけでなく銃に撃たれるなど不遇なキャラクター。
シーズン2では、警察としてイカゲームのシステムを壊すという目標を持っており、前回の優勝者であるギフン(俳優イ・ジョンジェ)もまた同じ目標を持っているため、彼とタッグを組んでイカゲームをやめさせようと主催側に立ち向かっていく。
陽光キャピタル チェ理事
俳優チョン・ソクホ
「陽光キャピタル」の理事。ソン・ギフン(俳優イ・ジョンジェ)からの依頼で、キム代表と共にメンコ男(俳優コン・ユ)を探していた人物。
メンコ男を見つけたものの、逆にキム代表と椅子に縛られた状態で二人でロシアンルーレットをやらされる。残念ながらキム代表は死亡。生き残ったチェ理事は、ソン・ギフンのアジトであるピンクモーテルに連れて行かれ、裸で縛られている状態を発見される。
その後、亡くなったキム代表の恨みを晴らすために、ギフンとジュノ(俳優ウィ・ハジュン)と共にイカゲームが開催されている場所を探しにいく。
陽光キャピタル キム代表
俳優キム・ボプレ
陽光キャピタル代表。ギフンに金を貸したサラ金業者。シーズン1では1話に登場し、逃げるギフンを捕まえてトイレに連れて行き暴行し、身体放棄の念書を書かせる。
シーズン2では、ゲームで優勝して456億ウォンを受け取ったギフンからすべて借金を返済され、甲乙関係が変わり、ギフンの依頼を受けてメンコ男に対する手がかりを追跡する用役として活動している。
理事のウソク(俳優チョン・ソクホ)とメンコ男を探して追跡するが、逆に拉致されてしまい、身体を縛られ、じゃんけんのロシアンルーレットをすることになる。
パク船長
俳優オ・ダルス
イカ釣り船の船長。シーズン1で、兄の銃に撃たれて海に落ちて意識を失ったファン・ジュノ(俳優ウィ・ハジュン)を助けた人。 ジュノの頼み通り、ゲームが起きた島を探しに行くよう航海を手伝い、ジュノと親しくなって気さくな姿を見せていた。
その後、ジュノがギフンと共に捜索チームを構成し、引き続き捜索を補助する役割を引き受けている。
ドローンに好奇心を持つが、捜索3日目の夜、船内でドローンに触れている途中にドローン技術者に見られ、その技術者を殺害して海に落としてしまう。これにより、パク船長はイカゲームの主催者側のスパイだと推測される。