K-POPガールズ!デーモンハンターズ、劇中歌は誰が歌ってる？TWICEも？

Netflixで配信が開始されて以来、その斬新な設定と圧倒的な映像美で世界中のチャートを席巻しているアニメ映画『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』。

『スパイダーマン：スパイダーバース』を手掛けたソニー・ピクチャーズ アニメーションの最新作ということもあり、すっかり心を奪われた方も多いのではないでしょうか。

作品を鑑賞する中で、「この中毒性の高い曲は一体誰が歌ってるの？」「TWICEが参加しているって本当？」といった音楽に関する疑問が浮かびますよね。

さらに、物語を彩る魅力的な登場人物や豪華なキャストなど、知りたい情報が次々と出てくるはずです。

この記事では、物語の核心に触れるネタバレ情報から、世界中のファンから寄せられた熱い感想まで、『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』に関するあらゆる情報を深く掘り下げてご紹介します。

『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』の基本情報

• 物語を彩る主要な登場人物
• 豪華オリジナル版のキャスト一覧
• 日本語吹き替えを担当する声優は？
• 人気の敵役サジャボーイズに注目
• あらすじと結末のネタバレ解説

物語を彩る主要な登場人物

『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』の物語は、単なる善と悪の戦いではありません。

それぞれのキャラクターが抱える葛藤や背景が複雑に絡み合い、物語に深い奥行きを与えています。

ここでは、物語の中心となるガールズグループ「Huntr/x（ハントリックス）」のメンバー3人の魅力をさらに詳しく掘り下げていきましょう。

ルミ（Rumi）

ハントリックスの不動のリーダーであり、その卓越した歌唱力でグループを牽引するメインボーカルです。

彼女の母は、かつてデーモンハンターとして活躍した伝説のアイドルグループ「サンライト・スターズ」のメンバーであり、ルミはその遺志と強大な力を受け継いでいます。

しかし、物語の序盤でデーモンとの戦いにより心に深い傷を負い、最大の武器である歌声を失ってしまいます。

彼女の苦悩の根源は、自身が人間とデーモンの間に生まれた「半悪魔」であるという秘密にあります。

この事実は彼女を長年苦しめてきましたが、物語を通じて自身の出自を受け入れ、その力をコントロールしていく成長の過程は、本作の最も感動的な見どころの一つです。

ミラ（Mira）

グループのメインダンサーとして、キレのあるパフォーマンスで観客を魅了するメンバー。ラップもこなし、ステージの振り付けにも参加するなど、クリエイティブな才能も発揮します。

幼少期は周囲に馴染めない問題児として扱われた過去を持ちますが、その経験が誰にも真似できない独自のカリスマ性となり、レッドカーペットで寝袋を着て登場するといった奇抜なファッションさえもファンに熱狂的に受け入れられています。

3人の中でも特に仲間意識が強く、精神的に不安定になるルミを力強く支える姉御肌な一面も持っています。

ゾーイ（Zoe）

ハントリックスの最年少メンバーで、主にリズミカルなラップと、等身大の感情を綴る作詞を担当しています。

アメリカのバーバンクで育った彼女は、常にポジティブでエネルギッシュ。その明るさでグループ全体のムードを盛り上げます。

メンバーへの愛、特にリーダーであるルミへの信頼は絶対的で、ルミが歌えなくなった際には誰よりも心を痛め、彼女を支えるために奔走します。

豪華オリジナル版のキャスト一覧

本作の没入感を高めているのが、キャラクターに魂を吹き込む豪華なキャスト陣です。

特にオリジナル言語である英語版では、ハリウッドで活躍するアジア系の実力派俳優や、K-POPカルチャーに精通したアーティストが多数起用されています。

ここでは、主要キャストとその代表作、そして歌唱担当アーティストを分かりやすく表にまとめました。

特筆すべきは、魔王グウィマ役にイ・ビョンホン、サジャボーイズのリーダー・ジヌ役にアン・ヒョソプという、日本でも知名度の高い韓国人俳優が起用されている点です。

イ・ビョンホンの重厚な声は魔王の威厳を完璧に表現し、アン・ヒョソプの繊細な演技は、悪役でありながらも悲しみを背負うジヌのキャラクターに深みを与えています。

日本語吹き替えを担当する声優は？

海外のアニメ作品を鑑賞する上で、日本語吹き替え版のキャストは作品の印象を大きく左右する重要な要素です。

キャラクター	吹き替え声優（日本語）	歌唱担当（日本語）
ルミ	寿美菜子	堤 育子
ミラ	田村睦心	MARU
ゾーイ	渡谷美帆	横山愛実
ジヌ	石川界人	藤正裕太
グウィマ	土田 大	–
セリーヌ	樋口あかり	–
ボビー	虎島貴明	–

その他、野坂尚也、新井將、長岡龍歩、岩沢一哉、澤田龍一、林咲良、石田敏朗、新福桜、髙橋茉由、須能千裕、乙宮あゆみ、漆山ゆうき、瀬名ゆりえ…etc

歌唱力に定評のある声優さんたちが勢ぞろいし、ファンの期待は高まるばかりです。

人気の敵役サジャボーイズに注目

本作の魅力を語る上で絶対に外せないのが、主人公ハントリックスの前に立ちはだかるライバルボーイズグループ「Saja Boys（サジャボーイズ）」の存在です。

彼らは単なる悪役ではなく、ハントリックスを凌駕するほどのカリスマ性と人気を誇るアイドルグループとして描かれています。

実際に、彼らの楽曲「Soda Pop」は現実世界の米国Spotifyチャートで1位を獲得するなど、架空のグループでありながら絶大な人気を得ています。

計算され尽くした悪魔的コンセプト

グループ名の「サジャ（사자）」が韓国語の「ライオン」と「死者」のダブルミーニングであり、そのコンセプトは細部にまで徹底されています。

人々を魅了するキャッチーな楽曲と完璧なシンクロダンスを披露する一方で、そのパフォーマンスは人々の魂を奪うための儀式でもあるのです。

彼らの「悪魔的」な魅力は、多くのファンを虜にし、結界を脅かすほどの強大な力となります。

あらすじと結末のネタバレ解説

大人気K-POPグループ「ハントリックス」のメンバーである、ミラ、ゾーイ、ルミの3人。彼女たちの真の姿は、太古から人間の魂を狙うデーモンと戦い、その歌声で世界を守る結界「ホンムーン」を維持する新世代のハンターでした。

物語の核心は、メンバーのルミが抱える秘密にあります。

彼女は亡き母（元ハンター）とデーモンの間に生まれた人間とデーモンのハーフであり、その証として体にはデーモンの模様が。この事実はハンターの先輩であるセリーヌに固く口止めされており、ルミは誰にも打ち明けられず孤独に苦しんでいました。

その模様が喉にまで達し、アイドルとして致命的な声の不調に悩まされていたルミ。

一方、デーモン側は劣勢を覆すため、魔王グウィマに仕えるジヌを中心に、イケメンのデーモンで構成されたボーイズグループ「サジャ・ボーイズ」を結成。

ハントリックスのファンを奪い、結界「ホンムーン」を弱体化させる作戦を実行に移します。

「サジャ・ボーイズ」は瞬く間に人気を博し、「ハントリックス」の強力なライバルとなりますが、皮肉にもリーダーのジヌとルミは、互いが社会に馴染めない「異質な存在」であることに共感し、惹かれ合っていきます。

物語のクライマックス、ルミの秘密はついに仲間の知るところとなり、グループ内には深刻な亀裂が生じることに。

その弱みを突かれ、魔王グウィマの力は増大し、世界は最大の危機を迎えます。

絶望的な状況の中、ルミは仲間との絆やジヌとの交流を通して、「隠すべき恥」だと思っていた自身のデーモンの血を受け入れることを決意。

「輝くために私は生まれてきた」という歌に象徴されるように、彼女は人間とデーモンの両方の力を完全に解放。

最終的に、ハントリックスは再び結束し、心を開いたルミがその力のすべてを込めた歌声で魔王グウィマを打ち破り、世界に平和を取り戻します。

戦いの後、ミラとゾーイはありのままのルミを受け入れ、3人の絆はより強いものとなり、物語は幕を閉じます。

本作は、マイノリティとしての苦悩を乗り越え、自分自身を肯定することの素晴らしさを描いた、自己受容の物語であると言えます。

『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』の音楽と評価

• TWICEが参加した劇中曲が話題
• OSTの曲は誰が歌ってる？
• 日本語での視聴は可能なのか
• 吹き替え版で見ることはできる？
• アニメを見た人々から寄せられた感想

TWICEが参加した劇中曲が話題

本作の音楽的なクオリティと話題性を飛躍的に高めているのが、世界的K-POPガールズグループ「TWICE」のメンバー参加というビッグニュースです。

物語のクライマックスでハントリックスが歌い上げる感動的な楽曲「TAKEDOWN」は、TWICEのジョンヨン、ジヒョ、チェヨンという実力派メンバー3人による特別バージョンが存在します。こ

の楽曲はエンドロールで彼女たちのレコーディング風景と共に流れるという、ファンにとってこの上ない贅沢な演出がなされています。

この特別なコラボレーションは、韓国系カナダ人であるマギー・カン監督の「K-POPカルチャーへの深いリスペクトと、作品に“本物”の息吹を吹き込みたい」という強い想いから実現しました。

監督自身が「彼女たちの参加が、私たちの目標を実現させてくれた」と語るように、このコラボは作品の真正性を担保する上で極めて重要な役割を果たしています。

OSTの曲は誰が歌ってる？

『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラック（OST）は、映画公開と同時にリリースされ、米ビルボードのアルバムチャート「Billboard 200」で3位にランクインするなど、異例の大ヒットを記録しています。

これを手掛けたのは、BTSやBLACKPINKの楽曲制作にも携わったK-POP界のトッププロデューサーたちです。

前述のTWICE参加曲はもちろん、劇中を彩るすべての楽曲が、本物のK-POPシーンさながらのクオリティを誇ります。

ここでは、主要楽曲とそれぞれの歌唱を担当したアーティストを改めて紹介します。

このように、キャラクターの声を担当する俳優陣とは別に、K-POPシーンやアメリカの音楽業界で活躍するプロのシンガーたちが歌唱を専門に担当しています。

これにより、演技の質を損なうことなく、楽曲の魅力を最大限に引き出すことに成功しているのです。

日本語での視聴は可能なのか

『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』はNetflixのオリジナル作品として、全世界190以上の国と地域で配信されています。

日本では、配信開始当初から日本語字幕付きで視聴することができます。オリジナル音声である英語キャストのニュアンス豊かな演技を楽しみながら、ストーリーの細部までしっかりと理解することが可能です。

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現時点で劇場公開やDVD/Blu-rayでの販売は予定されていないため、本作を鑑賞できるのはNetflixのみとなります。

吹き替え版で見ることはできる？

前述の通り、非常に残念ながら現時点（2025年7月）では日本語吹き替え版の配信は行われていません。

「小さな子供と一緒に楽しみたい」「家事をしながら“ながら見”したい」といったニーズを持つ視聴者にとっては、吹き替え版がないことは大きな壁となります。

これほどの話題作であれば、通常は吹き替え版が制作されるケースが多いため、多くのファンがその追加を心待ちにしています。

アニメを見た人々から寄せられた感想

『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』は、一般の視聴者からも、熱量の高い様々な感想が寄せられています。

ここでは、国内外のレビューサイトやSNSで見られた代表的な意見をご紹介します。

絶賛の声が相次ぐポイント

最も多くの人が口を揃えて賞賛しているのは、やはり「圧巻のビジュアルと音楽」です。

「まるで一本の長いミュージックビデオを見ているよう」
「ライブシーンのカメラワークと照明が神がかっている」
など、ソニー・ピクチャーズ アニメーションの技術力が遺憾なく発揮された映像美に多くの人が魅了されています。

また、日本のアニメファンからは
「歌と踊りで悪と戦う設定は、プリキュアのようで胸が熱くなる」
「アニメーション的表現をさらに進化させている」
という、声も見られました。

特に、キャラクターが驚いた際に
「目がハートからトウモロコシに変わり、体温でポップコーンになる」
といった、韓国のウェブトゥーン（ウェブ漫画）風のコミカルな表現は、本作のユニークさを象徴するシーンとして多くのレビューで言及されています。

改善を期待する声

その一方で、絶賛ばかりではありません。特にストーリーテリングに関しては、いくつかの課題を指摘する声が上がっています。

95分という限られた上映時間に多くの要素を詰め込んでいるため、「展開がスピーディーすぎて、キャラクターの感情の機微をじっくり味わう暇がない」という意見です。

また、
「主人公以外のメンバーや、サジャボーイズの掘り下げがもっと欲しかった」
「続編か、あるいはテレビシリーズとしてもっと長く見たかった」
といった感想も多く、その世界観とキャラクターの魅力故に、もっと深く物語に浸りたいと感じた視聴者が多かったことがうかがえます。

まとめ：K-POPガールズ!デーモン・ハンターズの魅力

• • Netflixで記録的ヒットとなっているアニメ映画
  • K-POPアイドルがデーモンハンターという斬新な設定
  • 制作は『スパイダーマン：スパイダーバース』のスタジオが担当
  • 韓国系カナダ人の監督によるK-POP文化への深いリスペクトが満載
  • 主人公「ハントリックス」は個性豊かな3人組ガールズグループ
  • ライバル「サジャボーイズ」は悪魔が変装した人気のボーイズグループ
  • オリジナル版キャストにはイ・ビョンホンやアン・ヒョソプなど豪華俳優陣が集結
  • 日本語吹き替え版は現在未配信で今後の発表が待たれる
  • 劇中歌「TAKEDOWN」はTWICEのジョンヨン・ジヒョ・チェヨンが歌唱
  • サウンドトラックは米ビルボード上位にランクインするほどの人気
  • 歌唱パートは専門の歌手が担当し、音楽のクオリティが非常に高い

* 革新的な映像美とウェブトゥーンの影響を受けた表現が特徴

• 音楽やビジュアルは絶賛される一方、ストーリー展開の速さには賛否両論
• キャラクターの深い背景や続編を期待させる感動的な結末
• K-POPファンからアニメファンまで世代を問わず楽しめる最高のエンタメ作品