トコジラミのせいで宿泊が心配?韓国ソウルのホテルに「安心マーク」が登場

韓国旅行客の不安感を解消する「トコジラミ安心マーク」とは韓国社会

コロナのパンデミックが緩和されてから、推しのコンサートやミュージカルを観に行ったり、ドラマのロケ地やオシャレカフェ巡りなどの観光、美味しい韓国料理や屋台での食べ歩きなど、韓国旅行を再開している方々が急増している昨今。

年末年始にかけて観光客はさらに増える見込みで、オンラインでの宿泊予約が多くなると予想されます。

このように、韓国旅行ブームが再び到来している中、最近韓国ではトコジラミ(南京虫)のニュースが報じられているため、「旅行中に泊まるホテルでトコジラミが出たらどうしよう」と心配になる方たちもいらっしゃると思います。

このような状況の中、登場したのが「トコジラミ安心マーク」。一体それはどのようなものなのか、ここで詳しく紹介いたします。

「トコジラミ安心マーク」とは?

旅行客の不安感を解消する「トコジラミ安心マーク」
旅行客の不安感を解消する「トコジラミ安心マーク」(出典:ソウル市ブログ)

韓国・ソウル市は11月10日、宿泊プラットフォームのオンダ(ONDA)と協約を結び、使用者が多い“Tマップ宿舎予約”を皮切りに、トコジラミが発生していない宿泊施設を表記し、旅行客の不安感を解消して宿泊業界の自律防疫などを促しています。

オンダ(ONDA)とは?

韓国国内3万5000ヵ所余り、ソウルには約2000ヵ所の宿泊施設の情報を提供している企業間取引(BtoB)のスタートアップ会社で、予約件数は年間約80万件を超えている企業です。
🔗オンダ(ONDA)

オンラインの「ソウル開かれたデータ広場」に公開された宿泊業者情報をONDAの宿泊予約プラットフォームと連係させ、市民が安心できる宿泊施設だという事実を確認できるようにしています。

しかし、公開された業者のうち、衛生管理違反業者は”トコジラミ安心宿泊施設”に表記はされません。

ソウル市は、今回の措置によって宿泊施設の情報を確認し、旅行客が安心して利用することができるようにすることと、宿泊業界が自主的に予防に乗り出し“トコジラミゼロ都市”になることを期待しています。

トコジラミ予防実践施設ステッカー

トコジラミの予防・管理を実践している宿泊施設に貼られる「トコジラミ安心ステッカー」
トコジラミの予防・管理を実践している宿泊施設に貼られる「トコジラミ安心ステッカー」(出典:ソウル市ブログ)

市・区庁の公務員、名誉公衆衛生監視員たちは2人1組となって宿泊施設を訪問し、消毒を実施しているかの可否、客室の布団や枕など寝具の布・タオルを使用の度に洗濯をしているかの可否、脱衣室・クローゼット・浴室など毎日1回以上の掃除をしているかの可否などの点検、いわゆる“ソウル市トコジラミ予防・管理5大実践事項”を実際に行っているかを確認したのち、実施している施設には「トコジラミ予防実践ステッカー」が貼られます。

ソウル市トコジラミ予防・管理5大実践事項

①毎日トコジラミの侵入の兆候を確認(脱皮の痕跡、排泄物などの確認)
②毎日トコジラミの生息を確認(脱皮した殻の処理、壁紙などの修理)
③毎日掃除をすること(真空掃除機、高温スチーム機の活用)
④もう一度消毒をすること(業種別、消毒義務回数+追加1回以上)
⑤トコジラミ予防・管理・教育を受けること

上記の”5大実践事項”を行うと「私たちの施設はトコジラミの予防のため、毎日点検・掃除・教育を実践しています」と書かれた青と緑色のステッカーが貼られることになります。

トコジラミゼロ都市を目指すソウル市

ソウル市が運営するブログによると、ソウル市は“トコジラミゼロ都市”を目指すために、市民からトコジラミの報告を受けた際、害虫の予防と駆除、確認を徹底しています。

ソウル市は現在
●地下鉄の布製の椅子には高温スチーム掃除機を使用して消毒、また専門防疫業者を通じて管理
●地下鉄1~8号線の布製の椅子を段階的に変更予定
●外国人が多い空港やシティーツアーバスの防疫を強化
などの取り組みを行っているようです。

まとめ

韓国では、元々虫に敏感だった20代の会社員が「トコジラミ出没マップ」を制作するなど、トコジラミがどこで発生しているのか目に見えるサービスも登場しています。

今回ご紹介した「トコジラミ安心マーク」がホテルなどに貼ってあれば、信頼度が高くなり安心して宿泊できそうですね。

ONDAだけでなく、今後は日本から予約する際にも確認できるよう様々な宿泊プラットフォームで導入してほしいですが、何よりも、早くトコジラミのパンデミックが収束してほしいものです。

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