※この記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
「イカゲーム シーズン2」で注目を集めている新キャラクター、120番のヒョンジュ。
ヒョンジュは、俳優パク・ソンフンさんが演じるトランスジェンダーのキャラクターで、特殊部隊出身という背景を持ち、ボブヘアーが特徴的な人物として描かれています。
このキャラクターの登場は、「イカゲーム」シリーズにおける新たな試みとして注目されており、シリーズの特徴である社会問題や格差の描写に加え、性的マイノリティの表現という新たな要素が加わりました。
ヒョンジュは、性別適合手術の費用を得るためにゲームに参加することを決意した人物として描かれ、強さと決断力、そして天性のリーダーシップを持つキャラクターとされています。
本記事では、ヒョンジュとパク・ソンフンさんについて徹底解説していきます。
120番 チョ・ヒョンジュ プロフィール
チョ・ヒョンジュ | |
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居住地 | 京畿道光明市 |
職業 | 元陸軍特殊戦司令部軍曹 |
参加理由 | 性転換手術の手術費確保 |
債務額 | 3億3,000万ウォン |
特殊戦司令部出身のMTFトランスジェンダー。タイで性転換手術をするための費用を用意するためにゲームに参加。単に手術費用だけでなく、自分のような人が多いタイに移住し、家を購入する費用も必要だと劇中で言及しています。
実際、性転換手術の費用自体は1~2千万ウォン程度と知られていますが、整形やホルモン治療の費用も考慮すると、より多くの金額がかかるうえに、ヒョンジュは職場も失い、周辺の人間関係も断絶され、生活苦のために追加の借金もあったと予想されます。
演者パク・ソンフン
生年月日 | 1985年2月18日(39歳) |
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出身 | 京畿道果川市 |
身長 | 183cm |
血液型 | A型 |
学歴 | 果川外国語高校(フランス語科/卒業) 東亜放送芸術大学(映画芸術学/専門学士) |
兵役 | 大韓民陸軍兵長満期 |
所属事務所 | BHエンターテイメント |
MBTI | ISFJ |
2008年映画「霜花店 運命、その愛」でデビュー。その後、ドラマで様々な助演を経て、2018年KBS週末ドラマ「たった一人の私の味方」でチャン・ゴレ役で視聴者たちに顔を大きく知らせ、この作品で「2018KBS演技大賞」で男新人賞を受賞することに。
最近では、2022年Netflixドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」でチョン・ジェジュン役、2024年tvNドラマ「涙の女王」でユン・ウンソン役で出演して悪役を披露しました。
イカゲーム2 ゲーム結果
3話で初登場。
1番目のゲーム「だるまさんがころんだ」
196番にハチが止まったという言葉に、視線だけ寄せる。自身は通過したが、ゴール手前で銃に打たれた参加者が助けを求め、ギフンと一緒に抱きかかえてゴールさせる。
最初の投票
「〇」
2番目のゲーム「五人六脚 近代五種」
偏見のせいか、どのチームでも受け入れられない。しかし、同行していたヨンミ、ヨンシク親子、ソンニョと合流。
時間が迫っているのに怖がって「天地神明がお見捨てになった」と弱気になるソンニョの頬を叩き、喝を入れる。ヒョンジュはチェギ蹴りを担当し、周囲に「よそを向いていて」とお願いする。
2回目の投票
「〇」
親しくなった参加者を失望させたが、手術費のために選択したと告白する。
3回目のゲーム「マッチゲーム」
先頭に立って親しくなった参加者たちを率先してまとめたが、同行していたヨンミを逃すことになる。
3回目の投票
「×」
賞金が自身の目標金額を超えたこともあり、周囲の参加者らのように「×」に転向した。
銃撃戦
ギフンと一緒に銃撃戦に参加する。元特殊部隊員らしく素晴らしい射撃の実力と指揮をみせ、大きな力になる。
メディア・視聴者からの評価
イカゲームシーズン2の本編が公開される前、その衝撃的なビジュアルに話題を集めた登場人物。
ヒョンジュという韓国では男女ともに使われる中性的な名前から、配信前は「女装男子」「トレンスジェンダー」など様々な推測が行き来していました。
パク・ソンフンは、「ザ・グローリー」で悪役を演じたうえに、「涙の女王」でも悪役として出演したため、今作でも悪役だろうという反応がありました。
しかし、同行していた参加者の死には心から悲しみ、主人公のソン・ギフンに従って、過去のキャリアを活かし、圧倒的な銃器アクションを見せ、ゲーム参加者の犠牲を防ぐために最善を尽くす姿は、今まで演じた役柄とは正反対で、勇敢な役だという声も見受けられます。
このようなヒョンジュの姿は、トランスジェンダーに対する尊重が感じられる点と、配役のキャラクター性、そしてパク・ソンフンの演技力が好評を博し、様々なメディアで称賛されています。